天羽そあさん、希少性ガンで逝去
アイドルグループ「ドキドキハキミノセイ」のメンバー、天羽そあさんが2025年2月17日に亡くなったことが、所属事務所の公式X(Twitter)で発表されました。彼女は希少性のがん「NUTがん」と闘っており、治療を続けていましたが、残念ながらその闘病生活に終止符を打つこととなりました。
公式Xのコメント
所属事務所は公式Xで次のように報告しました。
- 「弊社所属タレント 天羽そあ 2025年2月17日に永眠いたしました。ここに生前のご厚情に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。」
経歴
- デビュー: 天羽そあさんは、2024年8月1日にアイドルグループ「ドキドキハキミノセイ」としてデビューしました。グループは、彼女を含む数名のメンバーで構成されており、活動を開始しました。
- 活動内容: デビュー後、天羽さんは主にライブパフォーマンスを行い、ファンとの交流を大切にしていました。彼女は、毎週土日に2回、平日には週に1回のペースでライブを行っていました。
- 闘病生活: 2024年9月下旬に体調不良を訴え、緊急搬送されました。その後、希少性のがん「NUTがん」が発見され、2024年10月から入院して治療を受けていました。闘病中も、メンバーのためにリボンを作成するなど、アイドル活動を続けていました。
- 最期: 天羽さんは2025年2月17日に亡くなりました。彼女の死は、ファンや関係者に大きな衝撃を与えました。母親は、彼女が闘病中もアイドルとしての活動を続けていたことを語り、若いからといって病院を後回しにしないよう呼びかけました。
NUTがんとは?
NUTがんは、非常に稀なタイプの進行性のがんで、主に体の正中線に沿った器官から発生します。以下にNUTがんの特徴をまとめます。
- 遺伝子変異: NUTがんは、NUTM1遺伝子の変異によって引き起こされます。この遺伝子変異は、通常BRD4またはBRD3という別の遺伝子と結合して新しい融合遺伝子を形成します。
- 診断方法: NUTがんの診断は、組織の生検や切除によって行われます。病理医は、顕微鏡で腫瘍細胞を観察し、特定の遺伝子変化を確認するためにFISH法やRT-PCR法を使用します。また、免疫組織化学的検査も行われ、NUTタンパク質の存在が確認されます。
- 予後: NUTがんは進行が早く、予後が非常に悪いとされています。国際的なデータによると、生存期間の中央値は約6.5ヶ月で、2年生存率は22%とされています。
- 治療法: 現在のところ、NUTがんに対する確立された治療法はありませんが、手術、化学療法、放射線療法を組み合わせて使用することが一般的です。また、分子標的薬の開発も進められています。
- 統計: NUTがんは非常に稀で、1993年から2017年までの国際NUTがん登録では、全世界で141人の患者が報告されています。その中で、日本からはわずか2人の患者が確認されています。
母親のコメント
天羽さんの母親は、彼女が亡くなる前の様子について次のように語っています。
- 「2月17日9:30に娘は天国へと旅立ちました。ソロ曲も出して頂き感謝しています。」
- 「突然変異のがんの進行は早く、言葉も発せないほどでしたが、痛みから解放された後は、カフェで美味しいケーキを食べているような嬉しそうな口元をしていました。」
母親はまた、若いからといって病院を後回しにしないよう呼びかけ、天羽さんの歌を忘れずに歌い続けてほしいと訴えています。
ドキドキハキミノセイのメンバー天羽そあが天国へと旅立ちました。
— ドキドキハキミノセイ (@dokkimiofficial) February 20, 2025
ドキドキハキミノセイのマネージャーとしていつか今の7人でのステージを出来る事を夢見ていましたが、その夢を叶える事が出来なくなってしまいました。… https://t.co/V6yVTdCHev
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ホッソー
天羽そあさんの死は、多くのファンや関係者にとって大きな悲しみとなっています。彼女の勇気ある闘病生活と、アイドルとしてのプロフェッショナルな姿勢は、多くの人々に感動を与えました。彼女の笑顔と歌は、ファンの心に永遠に残ることでしょう。
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