五十嵐威暢氏の死去とメモリアルの会について
元多摩美術大学長であり、著名なデザイナーおよび彫刻家の五十嵐威暢(いがらし・たけのぶ)氏が、2025年2月12日に進行性核上性まひにより死去しました。享年80歳でした。葬儀は近親者のみで執り行われ、後日「メモリアルの会」が開催される予定です。
五十嵐氏の業績
- 出身地: 北海道滝川市
- 代表作: 札幌市のJR札幌駅南口にある「星の大時計」のデザインを手がけました。
学歴
- 1968年: 多摩美術大学デザイン科卒業
- 1969年: カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了
職歴
- 1970年: イガラシステュディオ設立
- 1975年: UCLA専任講師(〜1976年)
- 1979年: 千葉大学工学部デザイン科非常勤講師(〜1983年)
- 1989年: UCLAデザイン学部客員教授(〜1991年)
- 1989年: 多摩美術大学美術学部二部デザイン科教授(〜1993年)
- 1993年: 多摩美術大学客員教授(〜2011年)
- 2011年: 多摩美術大学学長(〜2015年)
- 2015年: 多摩美術大学名誉教授
主な業績
五十嵐氏は、サントリー、明治乳業、カルピスなどのロゴデザインや、ニューヨーク近代美術館のカレンダーなどを手がけました。また、公共彫刻として「響」(サントリーホール)、麻布十番商店街の「KUMO」、東京ミッドタウンの「予感の海へ」など、多くの作品を制作しました。
受賞歴
- iFデザイン賞
- グッドデザイン賞
- 外務大臣表彰
- 勝見勝賞
- 毎日デザイン賞
- 北海道文化賞
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ホッソー
五十嵐威暢氏は、デザインとアートの境界を超えた作品を数多く生み出し、特に公共空間におけるアートの重要性を広めることに貢献しました。彼の作品は日本国内外の多くの美術館に収蔵されており、今後も多くの人々に記憶されることでしょう。彼の死去は、アート界にとって大きな損失であり、メモリアルの会を通じて多くの人々が彼の業績を振り返ることが期待されます。
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