世界最高齢は日本にいた！？兵庫県芦屋市の116歳の糸岡富子さん死去

世界最高齢116歳の糸岡富子さん、老衰で逝去

兵庫県の芦屋市に住む116歳の糸岡富子さんが、2024年12月29日に亡くなりました。彼女の死因は老衰とされています。糸岡さんは、長寿の象徴として多くの人々に親しまれていました。

糸岡富子さんの経歴

糸岡富子さん（いとおか とみこ）は、1908年5月23日に大阪府大阪市北区で生まれました。彼女は116歳まで生き、2024年12月29日に兵庫県芦屋市の特別養護老人ホームで老衰により亡くなりました。

幼少期と教育

• 出身: 大阪府大阪市北区
• 家庭: 呉服問屋を営む矢野禎助の長女として育ちました。
• 教育: 小学校卒業後、ウヰルミナ女学校（現：大阪女学院中高等学校）に進学し、バレーボール部に所属していました。1926年に女学校を卒業しました。

結婚と家庭

• 結婚: 1928年に羅紗商を営む糸岡健司と結婚し、2人の娘と2人の息子をもうけました。
• 戦時中の生活: 夫が韓国で繊維工場を経営していた際、彼に代わって日本の事務所を守りながら子育てを行いました。

晩年と長寿

• 夫の死後: 1979年に夫が亡くなった後、奈良県で約10年間一人暮らしをし、その間に登山を楽しんでいました。特に二上山や御嶽山を登った経験があります。
• 芦屋市への移住: 1990年に芦屋市に移住し、80代の頃には大阪33観音巡礼に参加しました。100歳の時には芦屋神社の長い石段を杖なしで登り、礼拝したこともあります。
• 特別養護老人ホーム: 2019年に特別養護老人ホーム「Les芦屋」に入所しました。

長寿の記録

• 最高齢者としての認定: 2022年4月30日に兵庫県最高齢者となり、2023年12月12日には日本最高齢者となりました。2024年8月19日には、世界最高齢者としても認定されました。

趣味と生活

• 趣味: 茶道や小唄を楽しみ、家庭訓は「真実一路」としていました。長寿の秘訣は「歩くこと」と語っており、好物はカルピスとバナナでした。

葬儀と市の反応

糸岡さんの葬儀は2024年1月4日に執り行われました。芦屋市の高島市長は、彼女の存在を祝福し、地域の人々にとっての励みであったと述べています。糸岡さんは、ギネス記録にも登録されており、世界最高齢者としての地位を確立していました。