ヤクルト・衣笠剛球団代表取締役会長CEO兼オーナー代行が死去
2025年2月7日、ヤクルト球団の代表取締役会長兼オーナー代行である衣笠剛氏が心不全により76歳で死去したことが、10日にヤクルト球団から発表されました。衣笠氏は愛媛県大洲市出身で、1971年にヤクルト本社に入社し、長年にわたり球団の発展に寄与してきました。
通夜と葬儀の詳細
通夜は2月20日午後6時から、葬儀・告別式は同21日午前9時30分から東京都港区の増上寺光摂殿で行われる予定です。
衣笠氏の経歴と業績
- 生誕: 1949年1月21日、愛媛県大洲市
- 学歴: 日本大学経済学部を卒業。
- 職歴:
- 1971年: ヤクルト本社に入社。営業部門や海外部門を担当し、その後広報室に異動。
- バウンドテニスの普及: 日本生まれの生涯スポーツ「バウンドテニス」の普及に尽力。
- 2011年6月: 株式会社ヤクルト球団の代表取締役社長兼オーナー代行に就任。
- 2023年3月: 代表取締役会長兼オーナー代行に就任し、社長職を林田哲哉に譲る。
- その他の役職:
- 日本バウンドテニス協会の理事。
- 日本体育協会の評議員。
業績
- 球団経営の立て直し: 在任中に長年赤字だった球団経営を立て直し、2019年度には球団単体での黒字化を達成。
- リーグ優勝と日本一: 15年、21年、22年の3度にわたるリーグ優勝、21年の日本一達成に大きく貢献。
- ファンサービスの向上: グッズ販売の強化や新設、イベントの刷新など、ファンへのサービス向上に尽力。
新年の挨拶でのファンへのメッセージ
衣笠氏は2025年元日に球団公式ホームページに「新年のご挨拶」を掲載し、ファンへの感謝の意を表明しました。挨拶の中では、ペナント奪回に向けたドラフトやFAによる戦力強化、1、2軍施設の改善、ファンサービス、地域貢献など、球団の目指す方向性を示しました。最後には「今シーズンも東京ヤクルトスワローズは、髙津臣吾監督指揮の下、『セントラル・リーグ優勝』『日本一』を目標に全力で戦ってまいります」とファンに呼びかけ、今季にかける思いを表明していました。
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ホッソー
衣笠剛氏の死去は、ヤクルト球団にとって大きな損失であり、彼の功績は今後も語り継がれることでしょう。彼は球団の経営を立て直し、数々の成功を収めた改革派のリーダーでした。ファンや関係者からの哀悼の意が寄せられています。
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