2024年 日本レコード大賞の詳細
2024年の日本レコード大賞(レコ大)は、12月30日にTBS系で生放送され、音楽界の重要なイベントとして盛大に行われました。今年の大賞は、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」が受賞しました。これは彼らにとって2年連続の受賞であり、特に注目される結果となりました。
受賞者と各賞の詳細
- 最優秀新人賞: こっちのけんと
- レコード大賞:
- 受賞曲: 「ライラック」 – Mrs. GREEN APPLE
- 優秀作品賞(ノミネート曲):
- Da-iCE「I wonder」
- Omoinotake「幾億光年」
- 山内惠介「紅の蝶」
- NewJeans「Supernatural」
- FRUITS ZIPPER「NEW KAWAII」
- Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
- BE:FIRST「Masterplan」
- 純烈「夢みた果実」
- JO1「Love seeker」
特別賞とその他の受賞
- 特別賞:
- Creepy Nuts
- GLAY
- tuki.
- TOMORROW X TOGETHER
- Number_i
- 浜崎あゆみ
- 特別アルバム賞: 宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」
- 特別国際音楽賞: 新しい学校のリーダーズ、LE SSERAFIM
- 作曲賞: 所ジョージ(「全てあげよう」新浜レオン)
- 作詩賞: コレサワ(「最上級にかわいいの!」超ときめき♡宣伝部)
- 編曲賞: 萩田光雄(「迷宮のマリア」辰巳ゆうと)
- 企画賞: Ayumu Imazu「Obsessed」、松本孝弘「THE HIT PARADE II」
出演アーティストとパフォーマンス
今年のレコ大では、受賞アーティストたちが特別なパフォーマンスを披露しました。Creepy Nutsは「Bling-Bang-Bang-Born」と「オトノケ」を、GLAYは「Winter, again」や「口唇」を披露しました。また、NewJeansは「Supernatural」を歌唱し、浜崎あゆみも「Voyage」などの楽曲を披露しました。
司会と放送情報
- 司会: 安住紳一郎(TBSアナウンサー)、川口春奈
- 放送時間: 2024年12月30日 17:30〜22:00(生放送)
レコ大の歴史
日本レコード大賞(レコ大)は、1959年に創設され、音楽界の重要な賞として位置づけられています。以下はその歴史の概要です。
- 創設の背景: 戦後の日本の音楽界では、ジャズやロカビリーなどの新しいジャンルが流入し、若者世代から支持を受けていました。一方で、主流は戦前から続く歌謡曲であり、音楽界の寡占状態が続いていました。これを打破するために、古賀政男や服部良一らが中心となり、レコード大賞が設立されました。
- 初回の開催: 1959年12月27日に第1回が開催され、受賞曲は水原弘の「黒い花びら」でした。この曲は、当時の主流音楽とは異なるスタイルであり、レコ大の新しい方向性を示しました。
- 黄金期: 1970年代から1980年代にかけて、テレビの歌番組の隆盛と共にレコ大は最盛期を迎えました。この時期には、受賞曲がヒットし、受賞者が音楽界のトップアーティストとなることが多くありました。
- 権威の低下: 1990年代以降、受賞を辞退する有力アーティストが増え、賞の権威が低下しました。特に、福山雅治やB’z、Mr.Childrenなどのアーティストが受賞を辞退したことが影響を与えました。
- 現在の状況: 2024年現在、レコ大は66回目を迎え、依然として日本の音楽界において重要な位置を占めています。毎年、多くのアーティストが受賞し、音楽シーンのトレンドを反映するイベントとして注目されています。
歴代レコード大賞受賞曲
日本レコード大賞の過去の大賞受賞曲は以下の通りです。
- 第1回 (1959年): 「黒い花びら」 – 水原弘
- 第2回 (1960年): 「誰よりも君を愛す」 – 松尾和子/和田弘とマヒナスターズ
- 第3回 (1961年): 「君恋し」 – フランク永井
- 第4回 (1962年): 「いつでも夢を」 – 橋幸夫/吉永小百合
- 第5回 (1963年): 「こんにちは赤ちゃん」 – 梓みちよ
- 第6回 (1964年): 「愛と死をみつめて」 – 青山和子
- 第7回 (1965年): 「柔」 – 美空ひばり
- 第8回 (1966年): 「霧氷」 – 橋幸夫
- 第9回 (1967年): 「ブルー・シャトウ」 – ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
- 第10回 (1968年): 「天使の誘惑」 – 黛ジュン
- 第11回 (1969年): 「いいじゃないの幸せならば」 – 佐良直美
- 第12回 (1970年): 「今日でお別れ」 – 菅原洋一
- 第13回 (1971年): 「また逢う日まで」 – 尾崎紀世彦
- 第14回 (1972年): 「喝采」 – ちあきなおみ
- 第15回 (1973年): 「夜空」 – 五木ひろし
- 第16回 (1974年): 「襟裳岬」 – 森進一
- 第17回 (1975年): 「シクラメンのかほり」 – 布施明
- 第18回 (1976年): 「北の宿から」 – 都はるみ
- 第19回 (1977年): 「勝手にしやがれ」 – 沢田研二
- 第20回 (1978年): 「UFO」 – ピンク・レディー
- 第21回 (1979年): 「魅せられて」 – ジュディ・オング
- 第22回 (1980年): 「雨の慕情」 – 八代亜紀
- 第23回 (1981年): 「ルビーの指環」 – 寺尾聰
- 第24回 (1982年): 「北酒場」 – 細川たかし
- 第25回 (1983年): 「矢切の渡し」 – 細川たかし
- 第26回 (1984年): 「長良川艶歌」 – 五木ひろし
- 第27回 (1985年): 「ミ・アモーレ (Meu amor é…)」 – 中森明菜
- 第28回 (1986年): 「DESIRE」 – 中森明菜
- 第29回 (1987年): 「愚か者」 – 近藤真彦
- 第30回 (1988年): 「パラダイス銀河」 – 光GENJI
- 第31回 (1989年): 「淋しい熱帯魚」 – Wink
- 第32回 (1990年): 「恋唄綴り」 – 堀内孝雄 / 「おどるポンポコリン」 – B.B.クィーンズ
- 第33回 (1991年): 「北の大地」 – 北島三郎 / 「愛は勝つ」 – KAN
- 第34回 (1992年): 「白い海峡」 – 大月みやこ / 「君がいるだけで」 – 米米CLUB
- 第35回 (1993年): 「無言坂」 – 香西かおり
- 第36回 (1994年): 「innocent world」 – Mr.Children
- 第37回 (1995年): 「Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜」 – trf
- 第38回 (1996年): 「Don’t wanna cry」 – 安室奈美恵
- 第39回 (1997年): 「CAN YOU CELEBRATE?」 – 安室奈美恵
- 第40回 (1998年): 「wanna Be A Dreammaker」 – globe
- 第41回 (1999年): 「Winter, again」 – GLAY
- 第42回 (2000年): 「TSUNAMI」 – サザンオールスターズ
- 第43回 (2001年): 「Dearest」 – 浜崎あゆみ
- 第44回 (2002年): 「Voyage」 – 浜崎あゆみ
- 第45回 (2003年): 「No way to say」 – 浜崎あゆみ
- 第46回 (2004年): 「Sign」 – Mr.Children
- 第47回 (2005年): 「Butterfly」 – 倖田來未
- 第48回 (2006年): 「一剣」 – 氷川きよし
- 第49回 (2007年): 「蕾 (つぼみ)」 – コブクロ
- 第50回 (2008年): 「Ti Amo」 – EXILE
- 第51回 (2009年): 「Someday」 – EXILE
- 第52回 (2010年): 「I Wish For You」 – EXILE
- 第53回 (2011年): 「フライングゲット」 – AKB48
- 第54回 (2012年): 「真夏のSounds good !」 – AKB48
- 第55回 (2013年): 「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」 – EXILE
- 第56回 (2014年): 「R.Y.U.S.E.I.」 – 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
- 第57回 (2015年): 「Unfair World」 – 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
- 第58回 (2016年): 「あなたの好きなところ」 – 西野カナ
- 第59回 (2017年): 「インフルエンサー」 – 乃木坂46
- 第60回 (2018年): 「シンクロニシティ」 – 乃木坂46
- 第61回 (2019年): 「パプリカ」 – Foorin
- 第62回 (2020年): 「炎」 – LiSA
- 第63回 (2021年): 「CITRUS」 – Da-iCE
- 第64回 (2022年): 「Habit」 – SEKAI NO OWARI
- 第65回 (2023年): 「ケセラセラ」 – Mrs. GREEN APPLE
このように、日本レコード大賞は多くのアーティストにとって名誉ある賞であり、音楽界のトレンドを反映する重要なイベントとなっています。
ホッソー
2024年の日本レコード大賞は、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」が大賞を受賞し、音楽界のトレンドを反映する重要なイベントとして成功裏に終了しました。多くのアーティストが受賞し、特別なパフォーマンスを披露したことで、視聴者にとっても印象深い夜となりました。
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