矢尾一樹が『ONE PIECE』フランキー役を降板
テレビアニメ『ONE PIECE』のフランキー役を長年務めてきた矢尾一樹さん(65)が、降板することが発表されました。このニュースは、彼が2005年のアニメ初登場以来、約20年間この役を担当してきたことを考えると、ファンにとって非常に衝撃的です。
降板の理由
矢尾一樹さんがフランキー役を降板する理由には、以下のような背景があります:
- 体調の問題: 矢尾さんの体調に関する懸念が高まっており、最近の滑舌や声質の変化が指摘されています。これにより、視聴者からは「セリフが聞き取りにくい」といった声も上がっていました。
- 長期にわたる話し合い: 公式発表によると、降板は「長期にわたって話し合いを重ねた結果」とされています。
矢尾一樹の感情的なコメント
矢尾さんは自身のSNSで、降板に対する複雑な心境を表明しました。彼のコメントには以下のような内容が含まれています:
- 悲しい別れ: 「悲しい別れが来てしまった」とし、フランキーとの関係が終わることに対する感情を表現しました。
- 四半世紀の関係: 「四半世紀近く共に人生を歩んできたヤツとの別れが」と語り、フランキーというキャラクターが彼の人生にどれほど深く根付いていたかを示しています。
- 幽体離脱の感覚: 「幽体離脱とでも云うのか」と表現し、フランキーとの間に「溝が出来てしまった」と感じていることを伝えました。
- 降板の決意: 「俺が一旦サニー号を降りる事にした」と述べ、降板の決断を下したことを明らかにしました。
- 後任への期待: 最後に、「ス〜パ〜な後釜を用意した」と新しい声優に期待を寄せ、12月22日に行われる『ジャンプフェスタ2025』での後任発表を楽しみにしていると締めくくりました。
矢尾一樹の経歴
矢尾一樹は、1959年6月17日に石川県金沢市で生まれました。彼の経歴は以下の通りです:
- 学歴: 國學院大學久我山高等学校を卒業後、國學院大學文学部哲学科に進学しましたが、中退しました。
- 声優デビュー: 1984年、OVA『BIRTH』でシュルギ・ナム役として声優デビューを果たしました。
- 代表作: 1985年にはテレビアニメ『超獣機神ダンクーガ』で藤原忍役を演じ、この作品が彼のキャリアにおいて重要な転機となりました。特に「やってやるぜ!」というセリフは、彼の代名詞ともなっています。
- 声優活動: 矢尾は、アニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションなど幅広いジャンルで活動しており、数多くの作品に出演しています。『機動戦士ガンダムΖΖ』のジュドー・アーシタ役や、『それいけ!アンパンマン』のホラーマン役なども有名です。
- フランキー役: 2005年から『ONE PIECE』のフランキー役を担当し、彼のユニークな声と演技は多くのファンに愛されてきました。
- 所属事務所: 矢尾は、東京俳優生活協同組合、エムカンパニー、シグマ・セブンを経て、2009年からマック・ミックに所属しています。
今後の展開
- 後任の発表: 矢尾一樹の後任声優は、2024年12月22日に行われる『ジャンプフェスタ2025』のスーパーステージで発表される予定です。このイベントでは、矢尾さんの卒業セレモニーも行われます。
- ファンの反応: ファンからは「長年のフランキー役をありがとう」といった感謝の声が多く寄せられており、新しい声優に対する期待も高まっています。
矢尾一樹の功績
矢尾一樹は、フランキー役を通じて多くのファンに愛されてきました。彼のユニークな声と演技は、アニメ『ONE PIECE』の魅力を大いに引き立てました。また、彼は『機動戦士ガンダムΖΖ』のジュドー・アーシタ役など、他の多くの作品でも知られています。
ホッソー
矢尾一樹さんの降板は、ファンにとって大きな出来事であり、彼がフランキー役を通じて築いてきた関係は深いものでした。彼の感情的なコメントからも、フランキーというキャラクターへの愛情が伝わってきます。今後の『ONE PIECE』におけるフランキーの新しい声優に対する期待が高まる中、矢尾一樹の功績は永遠にファンの心に刻まれることでしょう。
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