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重要無形文化財「彫金」の保持者の山本晃さん80歳で死去

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山口県光市出身の金工作家、山本晃さんの訃報

亡くなった経緯

山口県光市出身の金工作家、山本晃さんが2023年12月28日に誤えん性肺炎のため亡くなりました。享年80歳でした。彼は近年、目立った活動を行わず、自宅で静かに過ごしていたとのことです。

山本晃さんのプロフィール

山本晃さんは、重要無形文化財「彫金」の保持者として知られる著名な金工作家でした。彼は多彩な色金を用いた独自の作風を築き上げ、日本伝統工芸展などで数々の受賞歴を持つ実力派の作家でした。

経歴

  • 生年: 1944年5月27日、山口県に生まれる。
  • 受賞歴:
    • 1987年: 第34回日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞。
    • 1988年: 第35回日本伝統工芸展で日本工芸会奨励賞を受賞。
    • 2013年: 第60回日本伝統工芸展で日本工芸会奨励賞を受賞。
    • 2014年: 第19回MOA岡田茂吉賞で大賞を受賞。
  • 重要無形文化財認定: 2014年に重要無形文化財「彫金」の保持者に認定される。
  • 旭日小綬章受章: 2016年に旭日小綬章を受章。
  • 展覧会: 2018年には「彫金のわざと美 山本晃の詩想と造形」展が山口県立美術館・浦上記念館で開催される。

彼の功績

山本さんは、金工作品の制作だけでなく、後進の指導・育成にも尽力してきました。彼の作品は、動植物や風景をモチーフにした細密で華麗な装飾文様が特徴で、多くの人々に感動を与えてきました。村岡山口県知事は、彼の死去に際して「金工を通じて本県の芸術文化の振興に多大な貢献をいただき、心から感謝を申し上げる」とコメントしています。

ホッソー
ホッソー

山本晃さんの死は、山口県の文化にとって大きな損失です。彼の作品や指導を受けた多くの後進たちが、彼の遺志を受け継いでいくことでしょう。

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