砂の女王ファストフレンド、31歳で生涯を終える
砂の女王ファストフレンドが2025年1月11日に老衰のため亡くなりました。彼女は生まれ故郷である日高町の中前牧場で31歳の生涯を終え、多くのファンに惜しまれています。ファストフレンドは、2000年に帝王賞と東京大賞典を制したことで知られ、ダート競走での活躍から「砂の女王」と称されました。
ファストフレンドの経歴
生年月日とデビュー
- 生年月日: 1994年5月12日
- デビュー: 1997年5月24日、東京競馬場の芝1600mでデビューし、9着に終わる。このレースが彼女の唯一の芝レースとなる。
ダート転向と初勝利
- ダート転向: 2戦目からダートに専念し、1997年9月に中山競馬場で初勝利を挙げる。
重賞勝利とダート女王への道
- 1999年: 5歳になったファストフレンドは、4月のマリーンカップで重賞初挑戦し、初勝利を飾る。その後、スパーキングレディーカップ、エンプレス杯、クイーン賞を連勝し、ダート戦線の中心馬となる。
- 2000年: 明け6歳で、川崎記念、フェブラリーステークスで連続3着の後、東海ステークスをレコード勝ち。続く帝王賞で初のGI勝利を収め、東京大賞典でも勝利を挙げる。この年、エンプレス杯を連覇し、NARグランプリ特別表彰馬に選出される。
引退と繁殖生活
- 引退: 2001年、帝王賞で11着となり、現役を引退。引退式は同年11月24日に東京競馬場で行われた。
- 繁殖生活: 引退後は北海道門別の中前牧場で繁殖牝馬として生活し、リードホースとしても活躍。31歳で老衰により亡くなるまで、元気に過ごしていた。
競走成績と評価
生涯成績
- 生涯成績: 38戦15勝(中央競馬で7勝、地方競馬で8勝)。
- 重賞勝利数: 重賞9勝(GI2勝を含む)。
ホッソー
ファストフレンドは、ダート競走における牝馬の地位を確立し、多くのファンに愛され続けました。彼女の競走成績や重賞勝利は、今後も競馬界において語り継がれることでしょう。ファストフレンドの存在は、ダート競走の歴史において重要な位置を占めており、彼女の功績は永遠に記憶されることでしょう。
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