米俳優トニー・ロバーツさん死去

アメリカの俳優トニー・ロバーツさんが85歳で死去しました。彼は肺がんの合併症により、2月7日に帰らぬ人となりました。娘のニコル・バーリーさんがニューヨーク・タイムズ紙に伝えています。

ウディ・アレン監督作品の常連

トニー・ロバーツさんは、1978年に公開された映画「アニー・ホール」で知られ、ウディ・アレン監督の作品に多く出演しました。この映画は米アカデミー賞の作品賞を受賞しています。彼はアレン監督との親交を深め、数々の作品に出演しました。

ブロードウェイでの活躍

ロバーツさんはブロードウェイでも活躍し、ジュリー・アンドリューズと共演した1995年の「ビクター／ビクトリア」や、2007年の「ザナドゥ」、2009年の「ロイヤル・ファミリー」など、多くの舞台に出演しました。また、「ハウ・ナウ・ダウ・ジョーンズ」と「プレイ・イット・アゲイン・サム」ではトニー賞にノミネートされています。

代表作と成功

2000年には、チャールズ・ブッシュのコメディ作「ザ・テイル・オブ・ザ・アラジスツ・ワイフ」で主人公の夫を演じ、大成功を収めました。彼のキャリアは、映画と舞台の両方で多くの人々に愛され続けました。

経歴の詳細

トニー・ロバーツ（Tony Roberts）は、1939年10月22日にニューヨーク市マンハッタンで生まれました。彼はアメリカの俳優で、特にウディ・アレン監督の作品に多く出演したことで知られています。

• 初期の人生と教育: トニー・ロバーツは、ラジオアナウンサーのケン・ロバーツとアニメーターのノーマの子供として生まれました。ノースウェスタン大学で学び、1962年にブロードウェイデビューを果たしました。
• 映画キャリア: ウディ・アレンの映画に多く出演し、「アニー・ホール」ではアルビー・シンガーの親友ロブ役を演じました。その他の映画には「セルピコ」や「スターダスト・メモリー」があります。
• ブロードウェイでの活動: 「ハウ・ナウ・ダウ・ジョーンズ」や「プレイ・イット・アゲイン・サム」でトニー賞にノミネートされ、ジュリー・アンドリューズと共演した「ビクター／ビクトリア」などの舞台にも出演しました。
• テレビとラジオ: テレビでは「ロー＆オーダー」や「マクミランと妻」に出演し、CBSラジオミステリーシアターのレギュラー出演者でもありました。