アレクサンドラ・トルソワが第1子を妊娠
フィギュアスケート女子で2022年北京五輪銀メダリストのアレクサンドラ・トルソワさん(20)が、第1子を妊娠したとロシアメディア「スポルトエクスプレス」が2025年1月14日に報じました。
妊娠の背景
- トルソワさんは最近、アイスショーでジャンプを行わず、アゼルバイジャンでのアイスショーへの参加も医学的な理由でキャンセルしていました。このことから、妊娠が理由であるとされています。
結婚について
- トルソワさんは昨年夏にフィギュアスケーターのマカール・イグナトフと結婚したことを発表しています。
今後の活動
- 2026年ミラノ五輪の選考レースには参加しない意向を示しています。ロシアはウクライナ侵攻により国際大会から除外されていましたが、国際スケート連盟は五輪最終予選へのロシア選手の参加を認める発表を行っていました。
コーチのコメント
- ロシアの名コーチ、タチアナ・タラソワ氏は、トルソワの妊娠について「トゥルソワの妊娠は、私にも世間にも関係のないこと。若い女の子が妊娠しているということ。喜ばしい出来事です。彼女は大人の女性で、自分の人生を自分の思うように生きている。キャリアを終え、出産する」とコメントし、妊娠を喜ばしい出来事と捉えています。
アレクサンドラ・トルソワの経歴
アレクサンドラ・トルソワ(アレクサンドラ・ヴャチェスラヴォヴナ・トゥルソワ)は、2004年6月23日にロシアのリャザンで生まれたフィギュアスケート選手です。彼女は女子シングル競技において数々の記録を打ち立て、特に4回転ジャンプの成功者として知られています。
初期の経歴
- アスリート家系: トルソワは、祖父と父が元テコンドー選手、母が元陸上選手(短距離)というアスリート家系に生まれ育ちました。弟たちもサンボ70(競技はテコンドー)に所属しています。
- フィギュアスケートの開始: 2008年にフィギュアスケートを始め、オルガ・シェフツォワにコーチされました。
ジュニア時代
- 国際デビュー: 2017年、グランプリシリーズのJGPブリスベンで国際デビューを果たし、優勝を飾りました。この時の合計スコア197.69点は、ジュニア女子史上3番目に高い記録でした。
- 世界ジュニア選手権: 2018年には世界ジュニア選手権で優勝し、女子選手として初めて4回転トウループと4回転サルコウを成功させました。
- 記録更新: 2019年には、JGPアンバー杯で女子選手として初めて4回転-3回転のコンビネーションジャンプを成功させ、JGPアルメニアン杯では4回転ルッツを成功させました。
シニア時代
- シニアデビュー: 2019年にシニア国際デビューを果たし、女子選手として初めて1つのプログラム内で3度の4回転ジャンプを成功させるなど、数々の新記録を樹立しました。
- 主要大会での成績: 2021年には世界選手権で銅メダルを獲得し、2022年の北京オリンピックでは銀メダルを獲得しました。彼女は、女子選手として史上初めて4回転ルッツ、4回転フリップ、4回転トウループを公式戦で成功させた選手です。
最近の動向
- 結婚と妊娠: トルソワさんは昨年夏にフィギュアスケーターのマカール・イグナトフさんと結婚し、2025年1月には第1子を妊娠したことが報じられました。今後の活動については、2026年ミラノ五輪の選考レースには参加しない意向を示しています。
ホッソー
アレクサンドラ・トルソワさんは、フィギュアスケート界での輝かしいキャリアを持つ選手であり、特に4回転ジャンプの成功者として知られています。彼女の妊娠報道は、彼女の人生の新たなステージを示しており、今後の活動に注目が集まっています。トルソワさんは、結婚後も競技に対する情熱を持ち続けており、彼女の今後の動向が期待されています。
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