作曲家・冬木透さんが誤嚥性肺炎で死去
冬木透さんのプロフィール
冬木透(ふゆき・とおる、本名・蒔田尚昊=まいた・しょうこう)さんは、日本の著名な作曲家であり、特に特撮音楽で知られています。彼は、特撮番組「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」の音楽を担当し、多くのファンに愛されてきました。
死去の知らせ
冬木透さんは2024年12月26日に誤嚥性肺炎で亡くなりました。享年89歳でした。葬儀は近親者のみで行われ、喪主は妻の良子さんと長女の和可女さんが務めました。
経歴
学歴
- エリザベト音楽短期大学: 作曲科を卒業し、宗教音楽専攻科を修了。
- 国立音楽大学: 作曲科に編入し、さらに音楽の専門知識を深めました。
職業経歴
- 1956年: ラジオ東京(現TBS)に音響効果マンとして入社。この時期にラジオドラマ「音楽の小箱」やテレビドラマ「鞍馬天狗」で作曲家としてデビューしました。
- 1961年: ラジオ東京を退社し、音楽制作に専念。
音楽活動
- 特撮音楽:
- 「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」など、ウルトラシリーズの音楽を担当。特に「ワンダバ」は、後のウルトラシリーズの防衛隊音楽に大きな影響を与えました。
- 「ウルトラマンA」第51話に出演し、バイオリン教室の教師役を演じました。
- 合唱曲:
- 児童合唱のための作・編曲が多く、宗教曲(キリスト教)も手がけました。
- 1964年から桐朋学園大学音楽学部・作曲理論科で33年間教鞭をとり、多くの音楽家を育てました。
家族
- 娘は女優の岡本舞さんで、音楽家としての影響を受けた家庭環境が彼の創作活動に寄与しました。
主な業績
冬木透さんは、以下のような作品で知られています。
- ウルトラセブン(1967-1968年): 主題歌と音楽を担当
- 帰ってきたウルトラマン(1971-1972年): 出撃テーマ「ワンダバダバ~」が有名
- NHK連続テレビ小説「鳩子の海」(1974-1975年)
- 世界名作劇場「牧場の少女カトリ」(1984年)
ホッソー
冬木透さんの音楽は、特撮ファンだけでなく、多くの人々に影響を与え続けてきました。彼の作品は、今後も多くの人に親しまれることでしょう。冬木さんは「ウルトラ音楽の父」と称され、その独自のスタイルと情熱は、後世の音楽家たちにも大きな影響を与えています。彼の遺した音楽は、特撮文化の一部として永遠に記憶されることでしょう。
リンク
コメント