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絵本作家いわむらかずおさんが老衰により85歳で死去、「14ひき」シリーズが代表作

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絵本作家いわむらかずおさんの訃報

2024年12月19日、絵本作家のいわむらかずおさんが85歳で亡くなったことが、2025年1月22日に出版社「童心社」の公式サイトで発表されました。いわむらさんは、特に『14ひき』シリーズで知られ、多くの子どもたちに愛されてきました。彼の死因は老衰です。

いわむらかずおさんの経歴

いわむらかずおさん(本名:岩村和朗)は、1939年4月3日に東京都足立区で生まれました。彼の経歴は以下の通りです。

幼少期と教育

  • 幼少期: いわむらさんは6人兄弟の一人として育ち、5歳の時に兄と共に秋田県の祖父母の家に疎開しました。戦後、東京に戻り、杉並区の8畳一間の借家で8人で暮らしました。
  • 学歴: 1958年に東京都立西高等学校を卒業し、1964年に東京芸術大学美術学部工芸科を卒業しました。

創作活動の開始

  • 移住: 1975年、36歳の時に栃木県芳賀郡益子町に移り住み、自然の中で畑を耕しながら創作活動を続けました。
  • 絵本作家デビュー: 1983年に『14ひきのひっこし』と『14ひきのあさごはん』を出版し、これが彼の代表作となりました。このシリーズは、14匹のねずみの家族が自然の中で楽しく暮らす様子を描いています。

美術館の設立

  • いわむらかずお絵本の丘美術館: 1998年に栃木県那須郡馬頭町(現・那珂川町)に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開設し、館長を務めました。この美術館は、絵本や自然、子どもをテーマにした活動を行っています。

家族

  • いわむらさんの長男は「いわむらかずお絵本の丘美術館」のミュージアムショップ責任者である岩村康一朗、二男は陶芸作家の岩村吉景です。

受賞歴

いわむらさんは数々の賞を受賞しており、以下のような業績があります。

  • 絵本にっぽん賞: 『14ひきのあさごはん』
  • 小学館絵画賞: 『14ひきのやまいも』など
  • 産経児童出版文化賞: 『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』
  • 講談社出版文化賞絵本賞: 『かんがえるカエルくん』
  • フランス芸術文化勲章シュヴァリエ: 2014年に受章。

いわむらかずおさんの影響

いわむらさんの作品は、家族や自然をテーマにしており、世代を超えて多くの人々に生きる喜びを与えています。彼の絵本は、子どもたちにとっての大切な読み物であり、教育的な価値も高いとされています。

ホッソー
ホッソー

いわむらかずおさんの訃報は、多くのファンや読者にとって大きな悲しみとなっています。彼の作品は、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。いわむらさんの創作活動は、絵本の世界において重要な足跡を残し、次世代の作家たちにも影響を与え続けることでしょう。

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