高塚清一選手、ボートレース界のレジェンドが死去
ボートレース界の鉄人レジェンド、現役最年長レーサーの高塚清一さんが2025年3月1日に死去しました。日本モーターボート競走会が3日に発表し、死因は不明とされています。享年77歳、静岡県出身です。
高塚清一選手のキャリア
高塚選手は1965年にデビューし、現役生活は60年に及びました。最高峰のSGレースにも出場経験があり、2025年2月には、令和6年(2024年)優秀選手表彰で特別賞を受賞し、業界初の喜寿を迎えた現役レーサーとして、自身の持つ最年長勝利記録を更新し続けていました。
初期の経歴
- 家庭背景: 高塚選手は競輪選手の父を持つ家庭に育ちました。
- ボートレーサーを目指すきっかけ: 高校生の頃、父親に連れられて浜名湖競艇場でレースを観戦し、「自分の方がうまく操縦できる」と思ったことが選手を目指すきっかけとなりました。その後、高校を中退し、養成所の試験に合格しました。
競技生活
- デビュー: 1965年11月に浜名湖競艇場でデビューし、デビュー節で初勝利を挙げました。
- 初優勝: 1967年11月、桐生競艇場で初優勝を果たしました。
- 主な成績:
- 通算出走回数: 13,461回
- 1着回数: 2,398回
- 優出回数: 245度
- 優勝回数: 47度
特筆すべき記録
- 最年長優勝記録: 2013年1月、65歳10ヵ月で常滑競艇場で優勝し、当時の最年長優勝記録を達成しました。
- 最年長勝利記録: 2020年7月、73歳4か月で歴代最年長勝利記録を更新し、その後も自身の記録を更新し続けました。2024年3月7日には77歳での勝利を収めました。
- 最後のレース: 2025年2月27日の多摩川最終日7Rで6着が生涯最後のレースとなりました。
人物像
高塚選手は、後輩選手への支援を惜しまない人柄で知られ、特に笠原亮選手を励ましたエピソードが印象的です。また、彼は愚痴をこぼさない性格で、多くの人々に尊敬されていました。
高塚選手の功績と影響
高塚選手は年齢を重ねてもボートレースに対する情熱を持ち続け、その姿勢は世代を超えて多くの人々に尊敬されてきました。また、2025年のボートレースCMに登場する「ササノ」のモデルとしても知られています。

ホッソー
高塚清一選手の死去は、ボートレース界にとって大きな損失です。彼の長きにわたる活躍と貢献は、今後も多くのファンに記憶され続けることでしょう。
コメント