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映画撮影監督の上田正治さん急性心筋梗塞で87歳で死去、数々の有名映画を撮影

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上田正治さん死去:映画撮影監督の功績と最後の別れ

上田正治さんの訃報

映画撮影監督の上田正治さん(うえだ・しょうじ)が、2025年1月16日午前6時21分に急性心筋梗塞のため横浜市の病院で亡くなりました。享年87歳でした。

上田正治さんの経歴

上田正治さんは、1938年1月1日に千葉県船橋市で生まれました。彼の映画界でのキャリアは、以下のような重要なステップを経て築かれました。

  • 1956年: 東宝に入社し、撮影助手としてキャリアをスタート。
  • 1971年: 撮影技師に昇格し、以降は多くの映画作品に携わる。
  • 1983年: フリーの撮影監督として独立し、より多様な作品に挑戦するようになる。

主な作品

上田さんは、特に黒沢明監督とのコラボレーションで知られています。彼が手がけた代表的な作品には以下があります。

  • 『影武者』(1980年)
  • 『乱』(1985年): この作品でアカデミー撮影賞にノミネートされる。
  • 『夢』(1990年)
  • 『八月の狂詩曲』(1991年)
  • 『まあだだよ』(1993年)
  • 『雨あがる』(2000年): 日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞。
  • 『阿弥陀堂だより』(2002年): 同じく日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞。
  • 『蜩ノ記』(2014年): 日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞。

受賞歴

上田さんは、数多くの映画賞を受賞しており、特に以下の賞が挙げられます。

  • 第24回日本アカデミー賞 最優秀撮影賞(『雨あがる』)
  • 第26回日本アカデミー賞 優秀撮影賞(『阿弥陀堂だより』)
  • 第38回日本アカデミー賞 優秀撮影賞(『蜩ノ記』)
  • 第47回日本アカデミー賞 会長功労賞

最後の作品と葬儀

上田さんの最後の作品は、2025年1月24日に公開予定の小泉堯史監督による「雪の花 ―ともに在りて―」です。葬儀・告別式は2025年1月23日午前9時から、川崎市多摩区南生田の春秋苑白蓮華堂で行われる予定です。喪主は妻の美穂子さんです。

ホッソー
ホッソー

上田正治さんは、日本映画界に多大な影響を与えた撮影監督として、多くの名作に携わりました。彼の作品は、視覚的な美しさと深い感情を持ち合わせており、映画ファンや業界関係者から高く評価されています。彼の功績は今後も語り継がれていくことでしょう。

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