加茂さくらさんが肺がんで死去 – 宝塚歌劇団の名女優

宝塚歌劇団の娘役として多くのファンに愛された女優、加茂さくら（本名：大谷照子）さんが、2024年12月20日に肺がんで亡くなりました。享年87歳でした。彼女の死は、宝塚ファンや演劇界にとって大きな損失となっています。

加茂さくらさんの経歴

幼少期と学歴

• 出生: 加茂さくらさんは1937年7月16日に東京市（現・東京都港区）で生まれました。
• 育ち: 小学2年生からは静岡県熱海市で疎開生活を送り、中学からは父親の転勤に伴い京都府京都市で育ちました。
• 学歴: 京都府立鴨沂高等学校を中退しました。

宝塚歌劇団での活動

• 入団: 1955年に宝塚歌劇団に入団し、花組公演『春の踊り』でデビューしました。入団時の成績は36人中20位でした。
• 配属: 1956年に花組に配属され、1961年から1968年まで雪組の主演娘役として活躍しました。声楽専科への組替えも経験しました。
• 退団: 1971年に宝塚歌劇団を退団し、その後は女優としてのキャリアをスタートさせました。

退団後の活動

• テレビドラマや映画: 退団後は、テレビドラマや映画、舞台で幅広く活動しました。特に、1970年代から1980年代にかけて多くの人気ドラマに出演しました。
• 司会業: ワイドショー「3時のあなた」の司会を務め、視聴者に親しまれました。
• 受賞歴: 第26回文化庁芸術祭賞優秀賞や第9回日本映画批評家大賞ゴールデン・グローリー賞（2000年）など、数々の賞を受賞しました。

殿堂入りと晩年

• 殿堂入り: 2014年には宝塚歌劇団創立100周年を記念して設立された「宝塚歌劇の殿堂」に初めて選ばれた100人の中に名を連ねました。
• 晩年: 2024年12月20日に肺がんのため亡くなるまで、彼女は演技活動を続けていました。

告別式の詳細

加茂さくらさんの告別式は、2024年12月25日午後2時に兵庫県尼崎市のクレリ尼崎ホールで行われる予定です。喪主は弟の清氏です。