中日・田中幹也内野手、大幅昇給で結婚も発表!「妻の人生も背負って」~難病を乗り越え、忍者守備でチームを牽引~
中日ドラゴンズの田中幹也内野手(24)が24日、契約更改交渉に臨み、今季年俸1850万円から1750万円増となる3600万円でサインしました。また、昨年8月に一般女性と結婚していたことを発表し、喜びを重ねる会見となりました。
開幕直前のケガを乗り越え、忍者守備で貢献
今シーズン、田中選手は開幕直前に左手有鉤骨を骨折し、2ヶ月の出遅れを余儀なくされました。しかし、95試合に出場し、広い守備範囲を生かした「忍者守備」で幾度となくチームを救いました。打撃面では、6月に月間打率.182と苦しみましたが、7月から調子を上げ、9月には.424と絶好調。最終的な成績は、1本塁打、21打点、12盗塁、打率.270でした。
課題克服へ肉体改造
田中選手はシーズン終了後もウエートトレーニングに励み、体重は5キロ増の70キロとなりました。課題としていた体力面を強化し、「今のうちに土台をしっかりつくっていきたい」と意気込みを語っています。
高校時代の同級生とゴールイン
会見の最後に、田中選手は昨年8月に結婚していたことを発表しました。お相手は高校時代の同級生で、大学時代に病気になった際も支えてくれたそうです。「食事もそうですし、大学で病気になったときもずっと近くにいて支えてくれたからこそプロになれたと思っている」と感謝の思いを述べ、「僕だけの人生ではないですし、妻の人生も背負って野球をやっていきたいです」と決意を新たにしました。
田中幹也選手の経歴
- 基本情報
- 生年月日: 2000年11月28日(24歳)
- 出身地: 神奈川県愛甲郡愛川町
- 身長/体重: 166cm/68kg
- 投打: 右投右打
- ポジション: 内野手
- 年俸: 3600万円(2026年)
- 球歴
- 愛川町立中津小学校 – 中津リバーズ
- 愛川町立愛川東中学校 – 相模原リトルシニア
- 東海大学菅生高等学校
- 1年夏から遊撃手としてレギュラー
- 2年夏には甲子園に出場し、ベスト4に進出
- 亜細亜大学
- 1年春からベンチ入り
- 1年生ながら日米大学野球の日本代表に選出
- 3年春にはベストナインを獲得
- 国指定の難病である潰瘍性大腸炎を発症し、大腸全摘出手術を受ける
- 2022年ドラフト6位で中日ドラゴンズに入団
- 選手としての特徴
- 軽快なフィールディングが魅力の若手内野手
- 俊敏な守備と走塁
- 目標とする選手は大学の先輩である井端弘和
- 動きを参考にしている選手は菊池涼介
- 東海大菅生高校時代の愛称は「サル」
- 大学・プロでは「忍者」や「ミッキー」と呼ばれている

田中幹也選手は、その軽快な守備と走塁でチームに貢献する、中日ドラゴンズ期待の若手内野手です。高校、大学時代には、甲子園出場や大学日本代表選出など、輝かしい実績を残す一方で、難病を克服するという苦難も経験しました。プロ入り後も、怪我に苦しみながらも、着実に成長を遂げています。今回の契約更改では大幅な昇給を勝ち取り、昨年結婚していたことも発表し、公私ともに充実したシーズンを送っています。これからは、持ち味のスピードを生かし、打撃とスタミナを強化することで、更なる飛躍が期待されます。



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